●旅行業務取扱主任者試験とは・・・
はじめに・・・
旅行会社に就職するには、この資格がなければ・・・という話を最近よく聞きます。
確かに、一般的にはこの資格があれば就職で有利に働く場合もあると言われており、筆者個人も確かにその通りだと思います。(但し、この資格を持っている=内定確実 という訳ではありません。念のため。)
ただ、最近目立つのがこの資格を持っていなくては旅行の仕事ができないと思っている人が多いことです。
この資格は免許ではないので、もちろんそんなことはありません。あくまで、「きちんとした知識を持っている」という目安としての意味合いが強いように筆者は感じています。
この点、まず誤解のないようにご理解いただければ、と思っています。
旅行業法において、旅行業者(旅行業者代理業者を含む)は営業所ごとに資格を持った旅行業務取扱主任者を1名以上選任し、
旅行の取引条件の説明などの業務の管理・監督を行わせなければならないよう、規定されています。
旅行業務取扱主任者になるためには、国家試験(一般または国内旅行業務取扱主任者試験)に合格し、所属会社から主任者として選任される必要があります。
※誤解している人が多いのですが、試験に合格しただけで主任者になれる訳ではありません。旅行業者に勤めて主任者として選任される必要があります。
※従業員10名以上の営業所にあっては、2名以上主任者を選出するよう、国土交通省の指導がなされています。
※旅行業務取扱主任者は、現状では経営者や所長などの役職者である必要はありません。
旅行業務取扱主任者の業務とは
法令で定められている旅行業務取扱主任者の業務は、以下の「業務の管理及び監督に関する事務」となっています。
一般/国内 旅行業務取扱主任者試験
旅行業務取扱主任者試験には、一般旅行業務取扱主任者試験と国内旅行業務取扱主任者試験の2種類があり、試験については、日本旅行業協会(一般・海外旅行を取り扱う営業所において必要)、全国旅行業協会(国内・国内の旅行だけを取り扱う営業所において必要)がそれぞれ実施しています。
国家試験の日程ほか
| 一般旅行業務取扱主任者試験 | 国内旅行業務取扱主任者試験 | |
|---|---|---|
| 実施機関 | 日本旅行業協会(JATA) | 全国旅行業協会(ANTA) |
| 試験要項 | 7月中ごろ | 6月下旬ごろ |
| 受付期間 | 8月中ごろ | 7月下旬ごろ |
| 試験日程 | 10月上旬の日曜日 | 9月上旬の日曜日 |
| 合格発表 | 12月中旬ごろ | 11月上旬ごろ |
| 試験科目 | 1.旅行業法及び関係法令 2.旅行業約款及び関連約款 3.国内旅行実務 4.海外旅行実務 |
1.旅行業法及び関係法令 2.旅行業約款及び関連約款 3.国内旅行実務 |
| 試験開催地 | 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、那覇 | 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、岡山、太宰府、宜野湾 |
| 受験料 | 6,000円(平成14年度) | 5,800円(平成14年度) |
試験科目の一部免除
国内旅行業務取扱主任者試験合格者が一般旅行業務取扱主任者試験を受験する場合、試験科目のうち「旅行業法及び関連法令」と「国内旅行実務」が免除されます。(2科目A)
また、旅行業に従事している人が、全国旅行業協会の実施する研修を修了すると、国内主任者の「国内旅行実務」が、日本旅行業協会の実施する研修を修了すると、一般主任者の「国内旅行実務」と「海外旅行実務」(2科目B)が免除となります。
メモ
旅行業務取扱主任者試験は2種類あり、日本国内だけが対象の
「国内旅行業務取扱主任者試験」と、全世界が対象なっている
「一般旅行業務取扱主任者試験」がそれぞれ毎年秋に行われています。
旅行業法の規定では、
「営業所ごとに旅行業務取扱主任者を選任して、旅行の取引条件の説明などの
業務の管理・監督を行わせなければならない」とされているのですが、
この「旅行業務取扱主任者」は「旅行業務取扱主任者試験」に合格している
必要があるきまりになっています。
法律上は1営業所につき、1名以上選任する必要があることになっていますが、
実際には、原則として2名以上選任するよう国土交通省の指導がなされているのが
現状ですので、毎年数多くの方が受験されています。
また、「旅行業務取扱主任者試験」は国家資格で、所轄は国土交通省です。
要するにこれはどういうことか、というと、「業務に詳しい人が営業所に
2人はいるように、人事を考慮してね」という意味合いを持ち、
必ずしも所長他、役職者が「旅行業務取扱主任者」である必要はありません。
平たく言えば、「旅行業務取扱主任者」とは、「仕事で何かわからないことが
あった時、頼れる立場の人」と、捕らえたほうが実態に合っているかもしれ
ませんね。
とは言え、この資格を持っていると、就職活動などでのアピールポイントの
1つとなりますので、学生さんを中心として入社前に取っておこう、という方も
多くいらっしゃいます。
また、仕事と関係なく趣味を生かした生涯学習として勉強してみようと志されて
いる方も結構いらっしゃるのが特徴です。
参考:国土交通省のHPより
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